杏林大学医学部救急医学教室
杏林大学医学部救急医学教室について
1979年(昭和54年)10月、杏林大学救急医学教室と救命救急センターが誕生しました。
千変万化する社会や時代背景に対応しながら、40年の歳月をかけて現在の高度救命救急センターへと成長し、三多摩地区の重症患者を受け入れてきました。
昨今の救急医療システムは、救急医は主に初期診療に関わり、入院・手術等は該当診療科に振り分けるという「北米型ERシステム」が主流となりました。杏林大学医学部付属病院も1・2次救急外来患者に対しこのシステムを導入しましたが、当教室は初期診療から手術・集中治療、退院までを一貫しておこなう「3次救急システム」のスタイルを貫き、現在も3次救急搬送患者に限定して診療を行っております。
当教室の最大の特徴として、「多様化したサブスペシャリティ」が挙げられます。新専門医制度のプログラムに則りながらも、救急領域に関連する様々な専門分野へ出向研修することによって、当該診療科を凌駕する知識・技術を習得することを目標としております。各々が各領域で学んできたことを共有することで組織としての底力を上げ、その知識・技術を集結させることによって診療に奥行きを与えることを可能にすると確信しております。